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男としての野生の能力は下半身の衰えが根本的な原因ですので、この下半身の衰えを取り戻すのに一番効果があるのは、漢方では「八味地黄丸(はちみじおうがん)」が処方されるようです。 これの効果・効能として考えられているのは、昔から、下半身の疲労脱力、多尿、頻尿、前立腺肥大、腰痛、目の疲れ、耳鳴りなど、「腎虚」の症状が見られると使われていたようです。 この「八味地黄丸(はちみどおうがん)」とは、名前のとおり八つの生薬を合わせたもので、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)、桂皮(ケイヒ)、附子末(ブシ末)が主成分となっています。
この八つの生薬のうち、五つまでが地下にできる根の生薬となっていますが、下半身の力を蓄えるには、土地の下にできる植物を食べるのが効果的といわれています。 漢方では、「相似の理論」を 応用したもので、この地球上の生物は動物も植物も含め、すべて一つの地球という生命体から生まれたものであるので、たとえ姿や形は違っていても、同じ理屈から成り立っているという考え方です。 人間の体を地球と見立てた場合、上半身は地上を表し、下半身は地下を表すとされるため、下半身の増強のためには、地下にできる地下茎の植物を食べるのが良いという理屈です。 また、松の木を例に上げれば、松の幹や枝葉は、人間で言えば上半身に該当し、松の根は地下にあって、人間で言えば下半身に該当しますが、松が台風や地震にあっても倒れないだけの強さを保つためには、幹がどんなに大きかってもダメで、いかに地下にしっかりした根を張っているかが重要なポイントになります。
例え大木になっても、根腐れでもしたら、簡単に倒れてしまいます。 このように考えますと、人間の下半身が弱ってきたら、人の下半身は、植物の根に相当するから、地下茎の植物を摂取して、しっかりした足腰にするのが良いのです。 そのためには、できるだけゴボウ、ニンジン、レンコン、タマネギ、ヤマノイモなどの根採を食べると良いでしょう。 強壮・強精作用に優れた食材は数多くありますが、なかでも根菜類は男性の能力を高めるかっこうの食材なのです。 |
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