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女性の本来のあり方というものは、人知を超えた受精というシステムの中に凝縮されていると思います。 卵子は自分から相手の精子を捜し求めるようなことはしないし、そうかといって相手の精子に勝手に自分の卵子を選ばせているわけではありません。 たとえ精子を受け入れたとしても、寄ってきた精子の中から気に入ったものを選んでいるのであり、あるいは気に入ったものがなければ受精を拒否してしまうことだってあります。
ですから、最終的に受精の決定権を握っているのは卵子というほかはありません。 この卵子と精子の働きが、そのまま男女の関係をはっきりと示しているのです。 要するに、女性は男性がアプローチしてくるまで待ち、その男性を受け入れるかどうかを決定するのは女性であって、男性が女性を選ぶのではないということです。 こういう話をすると、卵子とか精子というのは、細胞が勝手に判断していることで、人間自身に当てはめるのは無理があるのではないかという疑いを持つ人もいるでしょう。
ですが、あなたの細胞は誰が支配しているのかといえば、単なる化学反応なのではなく、自分の体ですので、あなたが意識していようがいまいが、あなた自身の魂が決定しているのですよ。 そんなことはないという人は、人間が宇宙の誕生と共に備えている知恵を知らずして、学校で教わる浅薄な知識だけで考えているからそんな疑問がわくのです。 人間が生まれて身につける知識というのは、自己保身からくる損得勘定や、これまでの経験からつくり出した固定観念や、世間体や義理といった虚栄心にまつわるものや、教育や宗教や社会通念などによって植えつけられた善悪という自然界にはない価値基準などであります。
女性は結婚という人生において非常に重要な場面で相手を選ぶときに、魂が選ぶ相手をともすれば選択しないで、損得勘定だけで相手を見ようとして失敗するのです。 あなたが素直に本能に従うときは、相手が自分にふさわしい魂を持っている人間かどうかも瞬時に分かっているはずであり、相手のありのままの姿が見えているはずです。 あなたが素直な心になって男を選別できるようになれば、あなたが男性に選ばれているように感じていても、本当はあなたが一番適した男性を選んでいることになっているのです。 動物でも同じで、いくらオスの犬がメス犬に寄っていって交尾をしようとしても、メス犬は気に入らないオスに対してはお尻を向けないのです。 メスの同意がなければオス犬はメスと交尾できないのです。 |
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