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男は、たとえ妻がいても、一人の女性では満足できない陽の本質を持っているため、隙があれば浮気をしたいと考えているものです。 女性は男性に尽くして生きていくのが陰の勤めであるため、本質的に夫に隠れて浮気をしたいとか他の男と遊びたいなどとは、ふつうは考えてはいません。
それでも、妻が浮気に走ってしまうことがあります。これは浮気というよりも本気で別れて他の男に尽くしたいと思うことがあるのです。 これも陰の本質がそうさせるのです。 植物を陽と陰でたとえますと、陽は大木を意味し、陰は蔓(かずら)などを意味し、蔓植物(つるしょくぶつ)は、他の樹木を支えにすることで高いところへ茎を伸ばす植物のことで、大木に頼って生きる本質があります。 ですから、この蔓は自分が絡みついても倒れないだけのしっかりした大木を判別する感覚をもっているのです。
これが女性の本質なのです。 しかしながら、女性も素直に生きていれば、どの大木がしっかりしているか見極めることができるのに、我欲が邪魔をして自分の判断を狂わせることがあります。 たとえば、 ★ この人はいい大学を出ているから ★ 現在の収入が多いから ★ 顔がイケメンで好みだから ★ すでに社会的な地位や名誉もあるから ★家に財産があるから と考えて結婚した場合です。
いざ一緒に生活してみると、マザコンで頼りにならないということがわかり、こんな虫だらけの大木に絡まっていては、いずれ大木は枯れてしまい、絡まっている自分まで死んでしまうと思えてきて、自分の選択の間違いに気づくのです。 そんなときに、元気そうな大木が目の前に現れ、この大木なら自分が絡みついても、しっかりと自分の種を残せると分かると、今度はその太くて立派な大木の幹に絡み付いて安定を求めようとするのです。 陽は変化を求めて活動的ですが、陰は安定を求めて静かに待つのが本質です。
ですから、自分から離れていこうとする女性を追いかけて「戻ってきてくれ」などと声を大にして懇願しても、それはムダ骨に折ることになるでしょう。 いったん決断した女性は、男のように躊躇することはなく、決して後ろを振り返ることはしません。 情にとらわれることはなく、目の前に現れた大木があればそれで十分満足し、過去の男性を引きずらないのです。 女性は陰ではありますが、陰極にはその奥に陽の部分が潜んでいますので、自分の生活が安定しないと思えば、容赦なく切り捨てて、新しい大木に絡みつく決断力があるのです。 土壇場になると、男より女のほうが肝が据わっているのです。 |
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