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女性のことだけが気になって精を漏らすことだけに執心している男は、全身から出ている気力や日常生活にもその影響が出てきます。 そういう男は、目の下にクマをつくり、見た目も何か迫力に欠けてボケーッとした表情をしてうつろなところがあります。
体から生命エネルギーが抜け落ちたような感じになるため、なにをやってもミスが多く、忍耐力や頑張り精神も効かず、物事に投げやりになってしまうのです。 ですから、話していても、気に染まぬことがあれば、カッとなって切れやすく、人の話しも最後まで聞かず、思考能力が働かなくなります。 結果、仕事もできないし、出世もしないということになるのです。これは自己コントロールに必要なエネルギーがなくなってしまった結果です。 精を漏らすということは、男から体力や気力を奪うこととなり、ひいては男の品格すらなくしてしまい、陽としての働きが機能しなくなるのです。
精を漏らすことは、もともと陽の働きではないかといわれるかもしれませんが、当然そこには節度というものがあります。 精を漏らすエネルギーを自分で管理していくことが陽としての本質を発揮できる基本になるわけですが、精を漏らすエネルギーが自分の生まれたときに授けられている生命エネルギー(気力・やる気)の範囲を超えると、人間性さえ失ってしまうのです。 生まれたときに授けられた生命エネルギーは人それぞれで相違しますので、気力が満ち満ちているような男性の場合には、精を漏らしても回復が早く、仕事もそつなくこなし、それなりに出世もするはずです。
もともと生命エネルギーが旺盛な人はふだん漏らしていても回復が早く、生命エネルギーが少ない人は漏らしてばかりいると腑抜けになってしまうということは、生命エネルギーと精エネルギーが同一のものであるということです。 精を漏らすエネルギーが生命エネルギーであることがわかれば、精を漏らすエネルギーが大きいと、病気に対する抵抗力は薄れ寿命を縮めてしまうのです。 生命エネルギーが満ち溢れている男性であっても、漏らしてばかりいると30歳を過ぎたころから精力が下降線をたどり始め、50歳代にはいると目に見えて低下します。 それにもかかわらず若いときと同じように頻繁に精を漏らし続けていると、平均寿命をはるかに下回る年齢で死に至ることが多いのです。 女性が男性よりも長寿であるのは、精を漏らすエネルギーを必要としないため、生命エネルギーがむやみに消耗されないためなのです。 |
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