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女性にこういう疑問がわいてくるのは、脳梁の太さに男女で差があるためです。 「なんで、わかってくれないの?」 「こんなにがんばっているのに、どうして報われないの?」 という、女性特有の気持ちから生まれてきます。 「こんなに悲しいのに、こんなにつらいのに、こんなに想っているのに、いくら説明しても、彼が理解してくれない?」と、また同じことの繰り返し・・・。 そんなイライラが二人の関係にとってよくないのは、わかっているけれど、この感情が抑えられないのです。 この気持ちを少しでも抑えたいのなら、男女の脳の違いについて知れば、このイラつきは防げます。
女性脳は、右脳と左脳を上手に連携させて、「目の前にある大切なもの」の変化をわずかでも見逃さず、その思いを察して臨機応変に動くことができます。 しかし、男性脳は女性脳に比べて、左右の脳の連携が悪いので、「目の前のこと」に執着せず、高い空間認識力で、遠くのものを見ながら仕事をこなしていきます。 つまり、男性脳は「目の前のこと(彼女や家族)」だけに集中するように、できていないのです。
さらに、感性の領域も全く違う装置なので、女性が「なんで、○○をしてくれないの?」と言っても、その「なんで」の意味が本当にわからないのです。 たとえば、「なんで時間を守ってくれないの?」と彼に言えば、彼は「忙しかったんだよ」のひと言で返したとします。ですが、女性は「忙しいから」では納得しません。 「忙しいなら、連絡してよ。忙しいなら、最初から来られる時間に約束してよ」と食い下がっていくから、ケンカになるのです。 でも、彼はわざと遅くなったのではなく、その時間に行けると思って計画したのに間に合わなかっただけです。 結局、彼女が欲しい答えは、「君に心細い思いをさせてごめんね」というひと言なのです。たとえ彼が「なんで」に対して理由を答えてくれたとしても、女性が納得できる答えは返ってこないでしょう。
男脳も女脳も遠い昔の記憶がインプットされており、男は狩に出て獲物を捕まえるのが仕事であり、そのためには、余分な思考は省略して、狩をするのに都合がいいように脳が発達してきたのです。 つまり、危険を察知したり、遠くへ行って帰ってくるためのいろいろな情報を脳に入れる能力が発達したのです。 一方、哺乳類のメスは、子供を育てるために、目の前の大切なものの変化を、針の先ほどの小さなものも見逃さないように生きているのです。 つまり、女は、「思考のテーブル」に、仕事も、恋人も、家族も、すべてが載っかっているけれど、男は一つずつ載せないといけません。 ただ、それだけのことです。 ですから、「なんで」に対する答えが、男と女では、つねにすれ違うのです。
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