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男性脳と女性脳の大きな違いの一つに、男は「座標原点」をつくりたがる、ということです。簡単にいうと、これは男にとっての「帰る場所」で、これがあるから、安心して仕事もできるし、日々を安定して過ごすことができます。 ですから、女性は、彼の「座標原点」になってしまえば、男にとっては大事な存在になります。
「空間認識」でものを見ている男にとって、その始点である「座標原点」はとても大事なのです。 たとえば、その原点が「苦労した思い出」だったら、たまにそのときの記憶に戻り、「あそこから、自分はここまでになったんだ」と感慨深く、今の情況を確認したりします。 それが「妻」だったら、毎日帰ったとき、「ああ、家に帰ったな」と安心します。 「お祭り」が楽しみな人だったら、「お祭りまで、あと何ヶ月」と数えることで、それまでの時間的な距離感を測っているのです。 また男は、行きつけの居酒屋など、一度決めたら、よほどのことがない限り、変えませんが、それはその場所を「定点」にしているからです。 思念空間に「原点」といつくかの「定点」を置いて、それらを使って距離感を探りながら世界を広げていくのが男性脳です。 普段は無口でそっけない夫でも、「妻がいるところ」にどこからでも戻ってきたがるのは、そこが定点だからです。入院しても妻がいない寂しさで、病院を抜け出して家に帰って来てしまう男もいます。 いったん、「座標原点」になってしまったら、その女性は勝ったのも同然です。
つき合っている男女の場合なら、どんなことでいいから「定点」をつくりましょう。 たとえば、「土曜の夜10時」の定番メールでもいいし、会ってから30分は、決してネガティブな話をしないという習慣でもいいでしょう。 女性は気にかかることがあると、会った瞬間に、 「ねえ、あのときのことだけど、なんであんなこと言ったわけ?」 とつっかかることが多いのですが、あるときは機嫌がよくて、あるときは機嫌が悪いなど、常に変化しているのは、男からみると最悪です。 だから、どんなときも「いらっしゃい」と笑顔で出迎えてくれる小料理屋のおかみやクラブのママが「定番」になるのです。 結婚していなくても、仕事や出張から彼が帰ってきたら「お帰りなさい」と言うのもいいでしょう。 「毎日、君のお帰りが聞きたいから一緒に暮らそう」という展開もあるかも・・。
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