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女の涙ほど男を困らせるものはないでしょう。 たとえば、仕事場で女性に泣かれたら、男はどうしたらいいのかわからなくなるからです。男としては、仕事上のことだから泣かれては困ると思っています。
言葉で説明できることは言葉で説明して欲しいといいたいのですが、女性は言葉で言えることも涙で表現するため、そこが男には理解できないのです。 もちろん女性の中には仕事上と個人的な感情をしっかり区別できる人もいれば、男の中にもしっかりと区別できない人もいますが、ただ男は泣かないのです。 それは仕事上で涙が出るほど感情的にはなるのはまずいと思っているし、相手の都合まで考えてしまうと冷静になれるのです。
仕事の場面だけでなく、その他あらゆる場面でも、女性はすぐに泣きます。何の前触れもなく泣き出しますが、説明がないのです。ですから、男は慌ててしまうのです。 言葉には言葉で応じられますが、涙には何で応じたらいいのか分かりません。ですから、女の涙は場合ら寄っては強力な武器になります。別れを切り出した男にとっては、女性の涙と非常に厄介です。 そこで、女性はどうして泣くのでしょうかと問えば、そこには理由がないのです。 女性としては理由などなく、自然に出てしまうというのが本音なのでしょう。 言葉で説明しようとしても、その前に涙が出てしまう、というのが女性の答えかもしれません。 男としては、「なるべく言葉で説明して欲しい。どうしてもというときだけ涙にしてくれないかな」といか言えません。
ついでに男の涙についても少し触れておきますが、男の涙は女の涙とは少し違います。 本来なら言葉で説明すべきなのですが、どうしてもそうできないときに泣きます。言葉では表わしきれない、嬉しさ、悲しさ、口惜しさがあり、それを泣くことで表現するのです。 女性とその点では似ているようですが、男はぎりぎりまで泣きません。女性はぎりぎりの少し手前で泣き出しますが、そこが男の涙と女の涙の違いでしょう。 泣き出すのが女性に比べて遅いのは、男はやたらに泣くものではないと、子供の頃から教えられているからで、男が泣くのは恥ずかしい、みっともないと教えられたからです。 そして、実際になるべく泣かないようにしているし、我慢しているのです。 最近ではその我慢ができなくなった男たちが、だんだん増えてきているようです。
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