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心の法則に「類は類をもって集まる」とか「類は友をよぶ」というのがあります。 ですから、人間が自分の食べる食材を選ぶときには、この法則に合致した食材で料理して食べるのが理に適っています。
類をもって集まるという法則は、類であるものはよく吸収し同化するということになるのです。 具体的にはどうするのかといえば、場所の類似ということから考察するなら、自分の生まれ育った土地に産する食物を食べるようにすればよいのです。 たとえば自分の住む家を建てるような場合だって、外国から輸入したような木材ではなく、地元で育てられた木で家を建てるのが一番丈夫な家が建つといわれていますが、それはその地域の気候に合ったような木であれば、湿気や雨風にも耐えられるような木になっているからです。
「類をもって集まる」ということは、場所だけの問題ではなく、人間は食べる物によって、その容貌すら類によって変化してくるということであり、たとえば、肉食をする習慣が増えてきますと、容貌もだんだんと肉食動物に似たようになってくるということです。
日本も江戸時代には、菜食を中心として肉食をする習慣はなかったため、その頃に描かれた浮世絵などを見ましたら、どの女性も細おもての面長の容貌をしていますが、これなどは、馬や牛などの草食動物のような面長に似ていたのです。決して丸顔の女性を面長に描いたわけではありません。
それが明治時代に入って欧風化してくるとともに、食習慣にも変化が起きて肉食の習慣が普及するようになってきたため、現在の女性も男性も丸顔の人が多くなってきています。 この丸顔というのは、肉食動物の虎やライオンの容貌に似てきたということです。
容貌が似るだけなら、とりたてて問題にすることはないのですが、当然、性格もその動物に似てくるということです。 草食動物のように面長であれば、性格もおっとりしていて温和で非戦闘的なのですが、肉食動物のような丸顔になってきますと、興奮して気が短くなり、戦闘的な性格に変化してきます。 スポーツで格闘するようなプロレスラーなどは、肉食を好みますが、これは戦闘的な気持ちを維持するために意識するしないにかかわらず、肉食をかなり摂らざるを得ないのです。 いずれにしても、肉食動物は、一時的に猛烈な力を出しますが、普段は怠けていて、他人のものを突然襲って奪おうとします。 一方、草食動物は、持久力と粘り強さがあり怠けることは少ないです。 人間も似てくる動物によって、そのような性格の一端を持つようになるのです。
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