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森羅万象ことごとく陰と陽とのバランスの上に成り立っているため、私たちの健康でも陰陽のバランスが崩れることで起きることがあります。 食べ物も、陰と陽に区別できるもので、砂糖は陰性に分類され、カルシウムは陽性に分類されます。 ここで、陰と陽の違いは何かといえば、ちょうと太陽と惑星との関係のようなものです。 たとえば、太陽は地球を含め太陽系の惑星が太陽系から飛び出さないように、太陽の引力でもって中心に引きしめている力を陽としましょう。 一方、地球等の惑星は遠心力によって太陽系から飛び出して太陽系外に飛び出して分散しようとしますが、この力を陰としましょう。 惑星が太陽の周囲を寸時も違わず、安定した軌道で回っているのは、陽と陰の力のバランスが保たれているからです。 もし、これが陽の力が勝りますと、惑星はすべて太陽に引き寄せられて燃え尽きるでしょうし、陰の力が勝りますと、惑星はすべて太陽系外に飛び出していくことでしょう。
人間の健康もこれと同じようなものです。 陰性である砂糖入りのカキモチなどは、焼きますと「ぷう」とふくれて外に分子が分散していって中身はフワフワで粗くなります。 ですから、人間も砂糖の含有量の多い食物を食べることが習慣になりますと、充実した健全な組織にならないで、歯、筋肉、骨でも粗いものになって、体全体がぷくぷくと肥えてしまうのです。ケーキなどの食べすぎで肥えるのも同じ現象です。
また、子どもの頃、甘いものばかり食べていると、虫歯ができやすいなどと言われていましたが、これも理由があります。 もともと血液は一定のアルカリ度をたもっているのが正常であるのですが、砂糖はこの血液を酸性化しようとする働きがあります。 そして血液の酸度が高まってくると、一定のアルカリ度が保てなくなり、人体は自衛のために、自分の歯や骨の成分中の石灰分(借カルシユム)を溶かして血液のアルカリ度を保とうとするのです。 ですから、その結果、歯が脆くなって抵抗力を失い、虫歯になりやすくなるのです。 もし、同じ砂糖を使うのなら、化学製品として作ったような砂糖ではなく、黒砂糖なら健康食といえます。 黒砂糖は、砂糖キビをしぼった汁に石灰を多量に投じてアク気を中和しながら煮詰めて作りますので、陰性の砂糖の成分が陽性の石灰(カルシウム)で中和され、「分散する力」と「引きしめる力」とがバランスを得ていますので、健康食といえるようです。
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