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男はたとえ結婚していても、浮気心はなくならないもので、おそらく死ぬまで浮気心はなくならないでしょう。 それは、男の体のメカニズムからきているもので、男は子種が増殖すれば、だれかれとなく吐き出さずにはおられない宿命を背負っており、結婚していれば、妻と頑張るか、外で吐き出す必要があり、独身なら風俗営業へ行って満足することになるのです。
ただ吐き出したからといって、その行為が本気の恋愛だということとは全く別次元です。 確かに、男の浮気が本気になって離婚するケースがないとは言いませんが、それはもともと浮気が原因ではなく、すでに夫婦生活が破綻していていたとか、二人の愛情が冷えてしまっていた結果ではないかと思われます。
男と女は、性に対する反応においても、「陽」と「陰」の違いがあります。 陽である男は、積極的、能動的で全てを外に顕そうとする勢いがあり、陰としての女性は消極的、受動的で全てを自分の中に包み隠そうとする本性があります。 この陰陽の違いが恋愛行動でどういう違いを生じるかといえば、男は、女性の裸を見ただけで、イマジネーションがフル活動の状態になり、すぐに臨戦態勢の準備が整います。 女性よりも、五感に対して敏感で、女性の声を聞き、肌にさわり、目で見、匂いをかぐことだけでも、即座にその気になるのです。 一方、女性の場合には、たとえ男の裸を見たとしても、それだけで性的な欲求が起こることはありません。 女性は受動的を本性としていますので、女性自らが燃え上がるようなことはなく、あくまで男が女性の心と体に火をつけることによって、反射的に燃えるような状態になるのです。ちょうど太陽の光の反射によって、月が煌々と輝いていますが、月自体は光を発していないようなものです。 実際に女性を燃え上がらせるには、「部屋の照明を暗くして耳元でやさしく愛を語らう」とか、あるいは「暗い夜道でしっかり肩を抱かれる」などして、じわじわと感情が盛り上がるように仕向けなければ、その気にならないのです。 このように、男と女は陰と陽の違いがあり、それが本能の違いとなっており、男の浮気の原因も、オスは、種(たね)をたくさん数多くのメスにばらまくことで、種(しゅ)を保存しようという原理が働いているからであり、いつでも性行動に移せるよう、ちょっとした刺激にも反応するようにできているのです。 ですから、男の浮気は、そういう本能に根ざしたところがあるので、本気で相手を愛してしまうことはなく、相手が本気になってくれば、イヤになってそそくさと逃げ去ってしまうものです。 |
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