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世の中には、一流と呼ばれるような人ほど、無邪気な人が多いものですが、その秘密は、他人思いの無邪気な思考を持っているからです。 話術や戦略以前に、それは成功につながる道なのです。 「この人に幸せになってもらいたい」 「この人を知りたい」 と、他人のことを無邪気に思っているとき、右脳と左脳の連携がよい状態になっています。すると、まなざしが深くなり、相手を包み込むような雰囲気になります。 「この人にまた会いたい」 「この人から商品を買いたい」 と相手に思わせる磁力になります。 悲しいことに、野心があって勉強を重ねた人ほど、数字や損得勘定を司る左脳に加重がかかり、自分のことしか考えられなくなる傾向があります。すると、まなざしが浅くなり、相手に届きません。人の心を動かせず、世の中が思い通りにいきにくくなるのです。
イギリスのオーディション番組で、素人だったスーザン・ボイルが最後の勝負に臨んだときです。 インタビュアーに、「これに勝ったら、あなたはプロの歌手としてデビューできます。緊張していますか?」と聞かれたとき、彼女は、「なんで緊張するの? みんな私の友達じゃない」と会場に腕を広げてそう答えました。すると、会場は割れんばかりの拍手喝采になったようです。 これこそが、無邪気さの力です。 つまり、ここにいる人たちをみんな味方だと信じきれること、その無邪気な信頼が、本当に会場を味方につけてしまったのです。 たとえ、わずかに敵が混じっていても気にすることはありません。要は、自分が最大限の力を発揮できることに意味があるのです。 スーザン・ボイルは、最終バトルに負けたけれど、世界中が知る歌姫になりました。
30歳を過ぎても「いい子」でいようとし続けると、多くの人の気をそこねず、当たりさわりのない会話しかできなくなります。それでは個性がでません。 その人らしさのない大人など、そこにいる意味がないようなものです。 人は30歳過ぎたら、個性が存在価値になります。その個性を手に入れるコツもまた、失敗を恐れないことです。 人は、「失敗して、とやかく言われる人」くらいのほうが、結局は愛されるのだから、気にしないことです。 相手に悪意があっても、「信じきったほうが勝ち」ですから、そのうち相手も裏切れなくなってくるし、周りに味方しかしなくなります。 人を信じられるから、結果、「他人思い」になれるのです。
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