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「直観力」とは、「潜在意識」の領域で感じたことを、「顕在意識」に伝えてくる力で、女性は、右脳と左脳の連携力が強く、直観力に優れています。 一方、男性は、その連携力が弱いため、空間認識力を使って物事のありようを見抜く「直感力」は働きますが、「直観力」は女性と比べると働きにくい面があります。
たとえば、オフィスの会議室で、新商品開発のための会議をしている、というシチュエーションです。 女性であれば、商品の想定ユーザーのさまざまな生活シーンを、自分の体で起こったように想像できます。新商品であるシャンプーを商品棚で見たとき、濃いピンクが目に飛び込んできたときのトキメキ、手に取ったときのボトルの丸み、匂い。使い終わって、新しいものを買いに行くときに、そのネーミングを脳で振り返ったときにどんな感じか・・・。 そうしたことを「自分の身に起こったように」思いつくのです。 そして、「この商品のコンセプトは、これしかないよね」という決め打ちの案が、必ず降りてきます。
一人の女性が心の底から強く思ったことに、二人の女性が「あるある、わかる」と同意したら、それは真理に近いものであり、女性同士なら、最終決定権の案は、「これで決まりだ!」になるでしょう。ですが男性には無理があります。 男性は「責務」のもとに動いているときに、直観力の要である左右の脳をつなぐ脳梁がほとんど働かない。「理論」としてはわかりますが、体感したこと、触ったときの感じを、ありありと想像することが、会議室の男性たちには無理なのです。 ですから、2個以上のダミーの提案もしながら、そして「私のイチ押しは、こちらの案です」とつけ加えるといいでしょう。 ひとつだけの案なら、思い込みの激しい女性だと思われるからです。
また、直観力の強い女性が気をつけたいのが、「イヤ」だと思ったことを顔に出さないことです。 仕事上ならたとえば、金曜日の夕方5時になって、男性上司から、少なく見積もっても4時間かかるような仕事を、「月曜日の朝10時までに仕上げておいて」と言われるようなケースです。 そんなとき、「なかなか会えない彼と、久々のデートなのに」 「明日、朝早くから遠出するつもりだったのにひどい」 という気持ちが、すぐに顔に出てしまうのが、女性の弱点です。 でも、仕事のシーンでそれを出したら負けです。 そこで、顔色を変えずに、この仕事に土日に出勤して片付けるくらいの価値が、どのくらいあるのかを確認してみましょう。 やわらかい口調で、「緊急案件ですか?」などと尋ね、そこまでじゃないようなら、「月曜日、早出をして正午までに仕上げますが、いかがでしょうか」と「被害者顔」をせず、さらりと代案を伝えましょう。 要は「伝える力」です。 男性脳を理解し、ちょっとしたテクニックを覚えておくだけで、心地良く仕事をすることができるでしょう。
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