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男のモノサシは「社会的な物差し」で他人と自分を比較しますが、女のモノサシは「個人的な物差し」であり、いつも自分を中心に考えているものです。
たとえば、目下の人間であれば、 「あの人に逆らうと今後の仕事がやりにくくなるなあ」 「この人のプライドを傷つけないように注意しよう」 「あの人のご厚意は、絶対無駄にしてはいけない」 というように、会社の上下関係だけでなく、同僚や先輩後輩の関係も重視します。 また、お店の人と客といった立場の違いも気にし、自分の立場をわきまえます。 しかし、これも行きすぎると相手との関係をギクシャクしたり、卑屈になる男もいます。そこまでいくと明らかにマイナスでしょう。 このように人との関係を社会的な物差しで測るのは、男にとって当たり前であり、男のものの考え方や行動に、そのことが深く関係しているのは間違いありません。 もっとわかりやすく言うと、男は相手と対するとき、自分と相手の関係をもう一人の自分が見ているのです。そして、この二人はどういう関係なのかを判断指定から、相手に接するのです。それが社会的ということです。
一方、女性たちの他人との関係の持ち方は、社会的な意味合いがそれほど強くなく、もちろん表面的には社会的な意味を尊重しますが、内心では大して重視していないのです。 たとえば、親しそうに話している二人の女性を見たら、大半の男はその二人が友だち同士だと思うようなときでも、実際に女性に聞いてみると、「別に親しくなんかないけど」といわれて、男にとっては驚くことがよくあります。 女性と他人との関係の持ち方は、男の創造をはるかに越えているのです。 また、会社で女性同士が話すのを聞いていると、男の頭に「?」がマークが浮かぶ場合があります。明らかに後輩の女性が先輩の女性に対して、 「この仕事、お願いしてもいい?」 などと、友だちに喋るような口調で話しているからです。 男は、絶対にそういうことはないので、驚いてしまうのです。 だから、男は社会的なのに対して、女性は個人的だといわれるのです。 ここで言う個人的とは、社会的な慣習よりもわたし自身を優先するという意味です。 「あの人はわたしよりも先に入社したのだから・・・」 「この人にも立場っていうものがあるから・・」 というのは、社会的な慣習をもとにした考え方ですが、女性にとって大切なのは、相手の立場ではなく、「わたしにとってどうなのか」です。 女性は誰かに対しているとき、私と相手という関係しか見ませんが、これが個人的という意味です。
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