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女性から男に不満があるとすれば、おそらく「つき合い始めたころはあんなに優しかったのに、どうして今はこうなの!」ということでしょう。 つき合い始めた当初、男が優しいのは、優しくしてやろうと思ってそうしているわけではなく、優しいのは優しいのですが、それは女性に優しくすることだけが目的ではないのです。
男は強がっていても、本音では自信がない生き物です。女性みたいにどんと構えたところがなく、たとえ自信があるように見えたとしても、内心ではびくびくしているのが男なのです。 つき合い始めの男は、相手の女性に気に入られようと必死で、女性の機嫌を損ねないことばかり考えています。そうなると、デート中でもなかなか気が抜けず、どんなに細かいことでも、ミスをしないように注意し、緊張の連続です。 とにかく嫌われたくないという、その一点に男の気持ちは集中しています。 ですが、そんな風に思っていることは、相手の女性には悟られないようにしており、どこまでも男がリードしているように振る舞うのです。それでいて、心中は心配ばかりです。 ですから、この結果、男は優しくしようと意識しなくても、女性にとってはすべてが優しく感じられるのも当然です。
男の態度の変わる節目は、相手の女性が自分の彼女になった瞬間で、ほとんどの男はベッドインを契機に、これで自分の女になったと思うものです。現実には、そういう関係になっても彼女にならない人もいますが、少なくとも男はそう思うのです。 そこで男の心配ごとは一気に吹き飛んでしまい、嫌われないだろうかと心配がなくなるのです。これで大丈夫だと思って緊張の糸がほぐれるのです。 そして、徐々に女性に対しての気の使い方に手抜きが見えるようになります。 男のそういう態度の豹変は、女性からしたら見え見えなのに、男はそうしてしまう単純さがあります。 こうした事情からわかることは、男としては優しかったのが優しくなくなったとは意識していないのが事実です。彼は優しいという点では、自分は大して変化していないと考えているし、冷たくなったつもりなど、さらさらありません。 ですから、女性としては男に安心させなければいいのですが、男の我慢にも限界があるでしょうから、緊張をいつまでも継続することは難しいでしょう。 男というのはそういう生き物で、別に冷たくするつもりはないのですから、女性の側もあまり神経質にならないのがいいかもしれません。
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