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女性と話しているとき、男は相手の話を聞いていないわけではなく、しっかり聞いており、たとえくだらない話であったとしても、聞いています。 悪気もなく、物覚えが悪いわけでもないのです。それでも後になると、あまり覚えていないのです。女性にとってはそのことが不思議なのでしょう。 たとえば、女性が数週間後に封切られる話題の映画を観に行こうと言ったとしましょう。男はそのとき「うん」とは言うのですが、頭では別のことを考えています。男が社会人ならもちろん仕事のことです。学生なら進路のことやサークルのことや男友だちのことです。 デートの最中にどうしてそんなことを考えるのか?女性なら誰もが持つ疑問でしょう。
つまり男は切り替えが下手で、女性は反対に切り替えが上手なだけです。 女性は、会社が終わったら何かのお稽古ごとに行ったり、仕事とプライベートの切り替えが非常に素早いのですが、男はそうはいかず、アフターファイブにも仕事を引きずっています。 会社を出てもまだ仕事のことが頭から離れないし、オフの日に女性と会っていても同じです。その男性が特に仕事熱心なわけではなく、仕事とデートの切り替えが上手くできていないだけです。 ですから女性に「うん」と言っておきながら、一週間後に会ったら、その約束をすっかり忘れていたりします。その結果、女性に、「この前、○○を観に行こうと約束したじゃないの」と、詰め寄られ、さらには、「もう忘れたの?」と、追求されてしまうのです。
切り替えがすんなりできないというのは、優柔不断なところもあるからですが、仕事のことが頭から離れられない一番の理由は、何かに迷っているからです。 仕事のやり方について、ああした方がいいのかこうした方がいいのか、結論が出ないままに何日も経ってしまう。 そして、それが休日にまで持ち越される。女性からすると「そんなことさっさと片付けてしまえばいいのに」と言いたいところでしょうが、男は躊躇するのです。 また、同時に二つのことを処理する能力も、男は女性に比べて劣っていますが、だからといって、男は女に比べて頭が悪い、というのではありません。頭の中の構造が違うだけなのです。 女性だったら他のことを考えつつ、男性と話したこともしっかり覚えられますが、男はそこのところが不器用で、映画の約束よりも仕事上の問題の方が記憶に残ってしまいますが、相手の女性が嫌いなわけではありません。ただ、恋人として愛していても、頭のほうがそれについていかないのです。 男にはっきりと約束させたいのなら、彼のダイアリーにあなたが約束内容と日時を書き込むしかないでしょう。
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