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男が考える男らしさは、単純に言うと肉体的な強さです。 力が強いとは、あまり単純すぎですが、現実には、男はそれを非常に気にしているのです。男は男らしさという言葉を聞くと、女性にはないものを浮かべ、その代表的なものが力です。 無関心を装っているインテリの心の中では、力のない自分にコンプレックスを感じており、それが表に出たものが格闘技や体を鍛えている男をバカにする態度でしょう。
昔ながらの男らしさは、現代でも生きており、アクション映画がなくならないのはその証拠です。ここでもまた知的な自分を演じる男たちはアクション映画をくだらないといいますが、彼らは心の奥底にある自分のコンプレックスに気づいています。 肉体を鍛える男の顔は空っぽだという誤った考えを女性は持たないことであり、肉体を鍛えなくても頭が空っぽの男はいっぱいおり、むしろ、口先だけの男よりは力がある男の方がいいでしょう。 男らしさとは単純なもので、その単純の正体は力です。 女性もそのことを理解しておくといいでしょう。
女性は一体どこに男らしさを求めているのでしょう。 男性の力に男らしさを感じる女性もいるようですが、まだ少数派です。 では、力やたくましい体に代わるものは何かといえば、脳の構造で、つまりものごとを理論的に考えられる男性ということで、そこに男らしさを感じています。 その理論的なところが仕事の面に出ると、女性たちはいっそうその男性を男らしいと感じます。てきぱきと仕事を片付けていく、リーダー的に会議を仕切る、あるいは上司を説得することも男らしさの一つになります。
つまり自分にできない理路整然とした話し方を男性がすれば、それが男らしさになるのです。女性の無意味なお喋りとは違う、男性たちの理論的な会話、それが男らしさの象徴なのです。もちろんそのことに気づいていない女性もいるにはいますが。 そして、男の理論が小難しい理屈や能書きになってしまうと、女性たちは態度を一変させ男性を軽蔑します。あくまで男の武器としての理論的な思考、それを女性たちは男らしさと受け取るのです。 ですが、男たちはそのことに気づいていません。なぜなら、理論的な思考や話し方を彼らは自然にしていて、それが当たり前のことですから、改めて意識することはないのです。 頭も肉体の男と女の違いが端的に出るものであり、どちらも男らしさの象徴といえますが、やはり頭と体のバランスが取れているのが、いちばん男らしいといえるかもしれません。
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