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男同士の関係というのは女性のそれよりも複雑です。 親友同士のつながりは、女性のそれよりも何倍も強いですが、そうでない関係は微妙です。男は親友を除けば、みなライバルの関係といってもいいかもしれません。 この場合のライバルというのは、本来の同じ職業上の競争相手などという意味ではなく、もっと漠然としたものです。 同じ目標に対してのライバル関係ならわかるけど、とくにはっきりしないライバルといえば、女性には理解しづらいかもしれません。要は、他の男には負けたくないと無意識に思っているライバル心というところです。
男には無意識のうちに競争心がありますので、女性にそれらについて少しでも触れられると、男はとても不愉快な気分になります。 一番いやなのは、他の男と比べられることです。 ですから、女性がそれを口にするのは禁物で、ライバル心のない男でも、他の男と比べられたら、いやな気分になります。 どうしてかといえば、どんな男の心の中にも、自分は一国一城の主だという自負があるからです。でもそれぐらいの気概がないと、女性からしてもダメ男です。それぐらいの気持ちがなければ、家族を守ることなどできるわけがありません。 男はこう考えます。 自分はこの家の主なのだ。だから他の男と比べられるのはおかしい。自分は自分、他の男は他の男、それを比較することは間違っている。 他の男に比べられたら、どこか劣っている点があり、また、他の男に比べて優れている点もあります。それなのに、劣っている点だけを問題にされるのはかなわないと、男は思うのです。 女性の中には男性の悪いところだけを言って、いいところには何も触れない人がいますが、それが不愉快なのです。 権力の嫌いな男性に、女性が、「誰々さんはすごい権力の持ち主よ」などといったら、権力嫌いの男性は気分が悪くなります。権力云々を比べられたら、自分には勝ち目がないし、また権力を持とうとはしていないのだから比べること自体がおかしい、彼はそう言いたくなるのです。 女性というのは、不用意にそういう言葉を使うことがありますが、それは、男が自分の彼女に「お前よりあの女の方が美人だ」というようなものです。
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