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多くの夫婦は、結婚して1年も経たないうちに性的回数は激減し、そしてセックスレスに突入するケースが少なくありません。 これはお互いが相手に飽きてきたためであり、やむを得ないことといわれていますが、自然界はうまくできているもので、ちょうどその頃、二人には子供ができるものです。
また、子供が生まれてからも、子育てに熱中する女性は、その間のセックスレスにそれほど苦痛は感じないものです。なぜなら、子育てに神経が集中し、子育ての楽しさを味わい、性的欲求を不満が昇華されるからです。もっとも、子供に手が掛かるので、浮気しようにも忙しくてできないという事情もあるでしょう。
ところが、子供が幼稚園や小学校に行きはじめて親の手を少しずつ離れていくと、再び性に目覚めるようになりますが、既に夫には性的な魅力を感じなくなっていてセックスレスになっている女性に、この性的欲求不満を解消する方法はなかなかありません。 さらに女性は年齢とともに増える目じりのシワにため息をつきながら、「このまま年老いていくのかしら・・」という不安に襲われることになります。 性的にも満たされず、自信も徐々に失われていく状況で、女性が女性らしく美しく生きていくためには、どう振舞えばいいのだろう。夫にほったらかされて化石状態でいることは、とうてい人間らしい生き方とはいえません。他の男性と恋愛をすれば美しさも保てるし、いきいきと生まれ変わることもできるでしょう。
しかし、男性の浮気とはこの場合性格が異なり、相手の男性への思い入れは家庭にまで尾を引いてしまうから問題なのです。 女性の浮気は心から入っていくので男性のように切り替えがつかず、浮気相手に気が傾いたまま夫と接してしまいます。夫に気がなくなってしまえば、それこそ裏切り行為になってしまいます。 本気に近い浮気を夫は寛大な心で許せるでしょうか。
男性が女性の浮気を許せない根本的な理由は利害関係にあります。 もし、妻が産んだ子供が自分の子供でなかったら、夫は一生かけて築いた財産を、他人の男性の子供に与えることになります。これは夫にとっては大損害をこうむることに等しいです。 男性は自分が生涯をかけて働いて築いた財産を、すべて妻と子供に与える習性のあるきわめて特殊な動物です。そのため、妻が本当に自分の子供を身ごもったのかどうかという点で、他の動物たちよりもはるかに神経質にできあがっています。 妻が浮気をするということは、すなわち他の男性の子供を身ごもる可能性があるということで、これが夫にとって多大の損益であるから、妻の浮気を許せないのです。したがって、実際に妻が他人の男性の子供を身ごもってしまった場合は離婚となるケースが多いのです。
しかし、夫自身が浮気をした妻と離婚を考えていないのなら、解決法はされほど難しくありません。 夫が妻のことを責めようとも浮気の事実が消えるわけでもないし、他の男性に心を奪われた事実がなくなるわけでもありません。妻の行動を縛りつけたくもなりますが、それ以前に女性は家庭にがんじがらめに縛られていて、夫のもとを離れようにも簡単に離れることはできません。つまり、夫にできることは何もないということです。妻を叱ればすむ問題でもないのだから、叱る必要もありません。 だから、もし離婚せずに仲良くやっていきたいのなら、夫は妻にやさしくしてあげる必要があります。これは妻を一人の女性と思えば当然のことです。 夫婦が結婚前のカップルであったときのことを思い出してほしい。その頃なら万一、女性が浮気をしたとしても、男性は「別れないでほしい」と彼女に懇願するだけで、決して浮気したことを叱り付けたりはしなかったでしょう。 つまり、妻を一人の女性として扱えば、叱るという行為に及べるはずがありません。 妻だから、結婚しているからといって、下位の者に命令するような口調で叱りつける行為は、妻を所有物として扱っている証拠です。この甘えがそもそも妻を浮気に走らせる原因になっているのです。 一人の女性に戻ろうとしている女性を、男性は寛大な心で見守りたい。そうすることで、女性は再び妻に戻るのです。 |
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