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人間の欲求には個人差があって、比べられるわけがないと思うかもしれないが、そんなことはありません。快感の原理を考えれば、これを説明することは難しいことではありません。 快感は欲求を満たしてやると得られますが、「欲しいと思う気持ち」が強いほど、それを得たときの快感も強い。
女性は脳の構造の性差により「欲しいと思う気持ち」が男性より強く、さらに快感の感受性も高い。このダブル効果で男性より強欲になります。 ただし、女性が持っているのは強欲さだけではありません。強欲の裏側でしっかりした理性を持っていて、強欲をうまくオブラートに包んでコントロールしながら生きています。そのために強欲には見えないのです。 しかし、いろいろなものに欲がわけば、それを満たせなかった場合は欲求不満も強いものになります。当然ながら、そのときに生じる嫉妬、憎悪、執念なども欲求が強い分だけ男性よりは激しくなります。そして、これらを理性というオブラートで包んで生きているだけあって、女性は理性も男性よりは発達しています。 たとえるなら、女性は欲求というアクセルを踏みながら、理性という強烈なブレーキをきかせながら生きています。したがって、その分、喜怒哀楽が激しい生き物となっているのです。しかし、これがいいことなのか悪いことなのかは、誰にも判断できません。ただ、これは人間にきわめて特徴的な性質で、女性はきわめて人間らしい生き物であることは確かなようです。
さて、このようなことを踏まえて、女性の日常を観察してみましょう。 美味しいものを食べるためには、1時間も2時間もかけて評判のお店に行き、さらにそこで長蛇の列には並んで食事をしようとします。お買い得なブランド商品を手に入れるためには、大混雑のバーゲン会場に行くことに何のためらいもありません。 冷静に考えれば、この行動力はかなりすごく、男性は女性の足元にも及びません。女性がなぜこれほどまでに行動的なのでしょう。それは強欲という巨大な魔物に脳が支配されているからなのです。しかし、女性自身もこのことは誰も気付いていません。 男性はクールですが、この強欲という呪縛から女性より少しでも解き放たれています。確かにいろいろなことに感動できる心を女性は持っているが、それが本当に幸せなことかどうかは何ともいえません。強欲さはときに人を欲求不満に陥れ、不幸のどん底に突き落とすことがあるからです。
こういいますと、男性のほうが崇高な生き物のようにも聞こえますが、男性にも飛びぬけて強欲な欲求があります。それが性欲です。 男性は他の欲求が弱い分を、まとめて性愛系の欲求へと棚上げされています。これが原因で男性は女性に狂うことになるのですが、どれだけ狂っているかは女性が一番よく知っているでしょう。 男性と女性はどちらが強欲かは、快感の原理からすると、間違いなく女性のほうです。ただし、唯一、性愛系の欲求だけは男性が極めて高く、正しくいうなれば、「性愛系の欲求以外において女性は男性より強欲である」ということができます。 |
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