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男性は女性と同じような考え方をしていません。とくに女性と顕著に違うところは性に対する考え方でしょう。 男性は男性ホルモンによって性に対して飢餓状態にさせられているため、女性に気が多く、二股恋愛も平気です。
浮気をすることへの罪悪感もチリのような軽さがあります。男性の浮気は、女性にとっては完全なる裏切り行為とみなされますが、男性にとっては裏切りや乗り換えの意味はさほどありません。 このように、同じ人間でありながら、性に対する考え方だけはまったく別の種族かと思えるほどにその差は激しいです。それだけに、女性が男性を理解することは不可能に近いといえるでしょうが、理解できないからといって、現実に起こっている浮気問題を無視することはできないはずです。 女性にとっては多くの人がその異常な男性と一緒に暮らし、生きているのですから、それを無視することは自分の生活の場を無視することに等しいからです。 女性の多くは好きな男性に対して、こう言いたいはずです。「女好きでも、飢えていてもいいから、浮気だけはしないで」と。
女性にとって浮気が許せない理由は、信じた人に裏切られたという不信感を抱いてしまうことです。 つまり、「一度でも浮気した彼が再び自分を抱くときに、100パーセントの気持ちで抱いていないと思えるから許せない。自分は浮気などせず、彼だけなのに。でも彼はほかの女性に夢中だなんて・・・・」。 これが許せないという心理でしょう。
しかし、その考え方は残念ながら男性には通用しません。なぜなら、浮気をしていようが、していまいが、男性は100パーセントの気持ちで女性を抱いていないのですから。 初めてのベッドインならいざ知らず、肉体関係が何回か続いているカップルであれば、男性は半分以下の気持ちでしか集中していないでしょう。 その証拠に、男性はベッドインの最中でも、明日の仕事の打ち合わせのことを考えるだけの余裕があるし、小説すら読めるものです。 つまり、男性は浮気をするかしないにかかわらず、関係が長く続いている女性の肉体には十分冷め切っています。だから、浮気されたときに裏切られたと考えることは正しい判断ではありません。男性にとっては裏切っているつもりなど、さらさらないのです。
ただし、肉体に冷めているからといっても、女性を守りたいという愛情が冷めているわけではありません。男性はクールなだけに、そこのところは分けて考えられるのです。 とはいうものの、男性もときには女性的な浮気をすることがあります。つまり、相手から気持ちが完全に離れて、他の女性に心を奪われて浮気をする場合です。この場合が本当の裏切り行為と言えますが、このような裏切りをすることは、女性よりもはるかに少ないです。 男性は性に関して激しい欲求が異常に冷めていて、浮気や売春を軽いゲーム感覚で出来ますが、女性の浮気は心から入ることが多いので男性ほど軽く考えることができないようです。それと同じ感覚で女性は浮気を裁こうと考えるから話はややこしくなります。 男性の性に対する考え方は狂っていると理解したうえで話し合うべきなのです。男性と同じ土俵の上で浮気を語れば、必ず平行線をたどり、交わる部分はありません。交わらないのに激しく追及すれば、やがては決別する運命をたどってしまうでしょう。 それでも、男性の生理や習性を少しでも理解し、浮気に少しだけ寛容になることができれば、女性は男性から大いなる尊敬の念で見られるようになるかもしれません。 ここが最大のポイントです。 許せば尊敬こそされ、それが浮気を促進させる材料には決してなりません。許す、許さないに限らず、浮気をする男性はするし、しない男性はしないのです。 |
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