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人が異性を好きになるという感情は、人間が人間であるために、人間が進化を遂げるために重要な働きをします。人はなぜ恋に悩み、愛を求めて生きるのか、それは女性が男性を選び、少しでも優秀な遺伝子を後世に送り出すためだったのです。 人間は結婚相手を選ぶ能力が、他の動物よりもはるかに優れているからこそ、これほどまでに進化したといっても過言ではありません。 この「相手を選ぶ能力」こそ、他の動物にはまったくマネができないほど、高等な頭脳を要する能力だったのです。
ただ、人間だけに備わっている「相性のよい遺伝子をもった異性を選ぶ」という高等な能力にも、ひとつだけ難点がありました。しかし、この難点があったからこそ、人間として進化することが可能だったのです。 それは男性には女性を選ぶ能力がないということです。 子供を産まない男性に、相手を選ぶ能力はあってはならないのです。 男性の中には、「そんなことはない。俺は女性をえりすぐってつき合っている」と豪語できるほどモテる人もいるでしょう。そんな男性はなおさらのこと、自分の傲慢さとおろかさを知る必要があるのです。
もし、男性が女性のように、相手を選ぶ能力を身につけていたとしたらどうなるでしょう。男性は本当に気に入った女性としかつき合わなくなります。そんなことになれば、女性が男性を選択しようと思っても、男性のほうから選択範囲を狭めてくるから、相性のいい男性を選ぶことが難しくなります。 なかには男性に選んでもらえない女性も出てきてしまうかもしれません。これでは優秀な遺伝子をつくるためには大変な足かせとなります。 だから、優秀な遺伝子誕生のためには「男は性的欲求が強く惚れやすく、相手を選ばない」ことがどうしても必要不可欠だったのです。 つまり、 @ 男は惚れややすく、どんな女性とも寝ることができなければならない A 女性の内面よりも、むしろ外見に魅かれて口説くようでなければならない B 歳をとってからも若い女性と肉体関係を結べなければならない。 男性には、このような性にたいする自由度が必要であったのです。それでこそ、女性はより多くの男性の中から、おつき合いする一人をえりすぐることができるのです。 要するに、女性を見た目で選んでしまうという単純さが必要だったわけです。ところが基本的に脳細胞の数は男性も女性もほぼ同じなので、脳細胞の数で異性を選ぶ能力の優劣をつけることは事実上不可能です。 この問題をクリアするために、創造主は男性の思考回路を女性より少し単純にしておく必要があり、その結果が、女性の脳の脳梁は太く複雑に、男性の脳の脳梁は細くて単純にできているのかもしれません。 |
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